自己紹介
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キックボクシング・ブラジリアン柔術MATSUMOTO DOJOの松本哉朗
(まつもととしお)です。
簡単ではありますが、私の自己紹介をさせていただきます。
東京都大田区出身 48歳です。ALSOKで30年間勤務しながら、
キックボクシングの選手として15年間プロのリングで63戦を経験。
引退して6年後の46歳の時にブラジリアン柔術と出会い、
この競技に魅了され再び勝負の世界に戻ってきました。
私がキックボクシングを始めるきっかけとなったお話をさせていただきます。
サッカー少年時代
小学生から高校生までサッカー部に所属していました。
ポジションはセンターフォワード。サッカーをやっていたというと、必ずキーパー?と聞かれます・・
中学・高校時代はなかなか勝利する事が出来ず、悔しい思いの連続でした。
今思えばそのレベル程度しか練習をしていませんでした。
社会人になり仕事に追われる日々を送っていましたが、異動してきた上司がサッカー部を設立。
再びサッカーに打ち込むも2年後に上司の異動と共に廃部に・・・
運動する機会が失われ、運動不足解消の為、以前から個人競技に興味があり、
職場の先輩へ相談したところ『目黒に名門のキックボクシングジムがあるからどうか』と勧められ運動不足解消目的でジムへ入門。
キックボクシングとの出会いとアマチュアデビュー
入門当初は基本である縄跳びが1分も跳べず、体力の無さに驚愕・・・
縄跳びを跳んでいる目の前の壁には、歴代チャンピオンの写真が飾られており、
いつの日かその場所に自分の写真も飾られたいという思いが湧いてきました。
1分も跳べなかった縄跳びも10分ほど跳べるようなりました。
他にも出来る事も増えてきた頃、アマチュア大会が開催される事になり出場を決意。
当時80kg以上あった体重を10kg減量する事になり、初めての減量体験です。
正しい減量方法も分からないまま、運動量を増やし、食事を減らして減量スタート。
当たり前のように食べて飲んでいたものが口に出来ない辛さ、更に運動量は増えるので疲労も溜まる。
職場の同僚達は美味しそうにご飯を食べている中、一人で少量の食事をしていました。
空腹と試合への恐怖で迎えたアマチュアデビュー戦当日。
会場へ向かう電車の中では、何かトラブルがあって電車が止まらないか?
なんて事も考えていましたが、無事に到着。周りにいる選手達は全員が強そうにみえます。
これは試合あるある話です。計量は無事にパス。
アマチュアは計量から試合までの時間が短い為、多く食べてリカバリーが出来ませんが、久々に制限なく飲んだ水は最高の味でした。お腹も落ち着きいよいよ大会が開始。
軽量級から順番に開始していた為、私の順番は後半へ。
会場で同体格の選手を見つけ対戦相手を確認。強そう・・・。
そして順番となり試合が開始。ゴングが鳴ってから試合終了までほとんど記憶がありません。
覚えているのは、今まで味わった事のない恐怖心と疲労感。
アマチュアは2分2ランドでしたが、1ラウンドでスタミナを使い果たし、残り2分は地獄のような苦しさでした。
しかし結果は判定勝ち。しかも優秀賞までいただきました。
この試合の結果は雑誌『格闘技通信』にも掲載され今でも大切に保管しています。
試合後は勝利の余韻に浸りながら最寄り駅のマックでビックマックセットを食べ、今までの人生の中で一番美味しいビックマックでした。
その後もアマチュアの試合に出場し、通算成績を3戦3勝として、いよいよプロデビューの話が出てきました。続く・・